高齢者住みかえ支援相談員養成講座

ごあいさつ
 
   
   神奈川県では、少子高齢化が急速に進んでおり、令和5年1月1日現在、高齢者人口は年少人口の約2.2倍、高齢化率は25.8%となっています。
 こうしたなか、サービス付き高齢者向け住宅、特定施設、認知症対応型共同生活介護等の事業所数が急増しています。高齢者の施設や住まいに対するニーズは高まりつつあり、こうしたニーズに適切に対応するためには、高齢者の住み替えを支援する専門家が必要です。
 そこで、(一社)かながわ福祉居住推進機構では、「高齢者住みかえ支援相談員養成講座」を開講し、住み替え支援の専門家を養成しています。
 相談業務に携わる多くの皆様のご参加をお待ちしています。

一般社団法人かながわ福祉居住推進機構
         理事長 瀬戸 恒彦

高齢者住みかえ支援相談員養成講座について

 少子高齢化の急激な進行に伴い、単身高齢者や高齢夫婦のみの世帯が増加しており、介護・医療と連携して高齢者を支援するサービスを提供する高齢者向け住宅の果たす役割がますます重要性を増しています。
 このような状況のなか、「サービス付き高齢者向け住宅」や「有料老人ホーム」などの高齢者向け住宅が急増しており、様々な高齢者向け住宅の中から入居を検討する場合、これらの住宅の紹介を専門とする紹介センターの支援を受ける場合が少なくありません。
 高齢者向け住宅への入居などの住みかえを検討する方々が、安心して相談ができるよう、介護保険制度、高齢者向け住宅等の知識等、専門的知識を有する相談員の養成を目的として本講座を開催しています。
 平成26年度の開講以来、修了者はすでに約300名になっております。
 参加者は開講当初は「紹介センター」職員が多くいらっしゃいましたが、最近はケアマネジャーをはじめ、施設の相談員や居宅介護事業所の管理者まで、介護職の方が多く参加されるようになってきました。

これも「高齢者の住みかえ」に対する認識が高まってきたことが理由と考えられます。
 この養成講座は、実務経験豊かな講師を中心に質の高い講義を行っています。また、講師の方々と毎年講師連絡会を開催し、講義内容についての意見交換会を実施することで、参加者アンケートのフィードバックとカリキュラムの見直しを図っており、回を追うごとに講座内容もレベルアップしております。
 すこしでも多くの方に「高齢者の住みかえ」に関する知識と経験を増やしていただくことで、『超高齢社会』への備えをしていただきたいと存じます

★年2回開催(うち1回はオンラインでの開催予定)
★全日程4日間(講義3日+修了試験1日)


ーキャリアを積んだ多彩な講師陣によるライブ講義ー


■主なカリキュラム(予定)
1日目:住みかえ支援事業所の役割、介護保険制度、職業倫理、法令遵守、個人情報の保護など
2日目:高齢者向け住宅、有料老人ホーム、高齢者の身体機能の特性、高齢者虐待防止法など
3日目:成年後見制度、宅地建物取引、サービス付き高齢者向け住宅、トラブル事例とその解決法など
4日目:修了試験

■対象
・高齢者の住みかえの相談や支援業務に従事する方、従事を予定している方。
・そのほか高齢者の住まい方に関する知識の習得を希望する方。

■受講料
35,000円(全4日間の受講料)
※テキスト(全3冊)、修了試験、受講証発行代金含む

■お申込み

お申込みはこちらをご覧ください。


※本講座を修了した相談員を配置した事業所については「高齢者住みかえ支援事業所」として登録することができます。登録後は(公社)かながわ福祉サービス振興会が運営する「生活支援情報サービスかながわ」において公表します。登録にはお手続き費用が別途かかります。


受講者の声の一部
Aさん(高齢者施設関連勤務)
 
【有料老人ホームに関する基礎知識】
様々な施設の違いを改めて知ることができ、自分の勤め先の事業所がどうなのかを客観的に見ることもでき大変勉強になりました。


【成年後見制度に関する知識について】
参考書を読んでも難しい内容だったりもするけど、実際に講座でお話を聞くことができとてもためになりました。
 
【高齢者虐待防止法に関する知識】
施設関連で働く者として他人事ではないと思いました。実態がわかり、県内でも件数が多いことに驚かされた。

【サービス付き高齢者向け住宅に関する基礎知識】
サ高住の実態がどういうものなのか掴め大変勉強になりました。
Bさん(介護事業所勤務)

【高齢者住みかえ支援事業所の役割】
いつも仕事でお世話になっている「紹介会社側」の話が聞けて大変参考になった。

【個人情報保護法に関する基礎知識】
普段自分たちが多くの個人情報を取り扱っているかを実感した。プライバシーに関することも多く聞くため改めて注意したいと思った。

【高齢者向け住宅に関する基礎知識】
民間企業勤務で自社のホームを扱っているため、今回公的施設のことを知ることができて役に立った。

【宅地建物取引に関する基礎知識】
自分の親やお客様からお話を聞く機会があるので大変興味深かった。
Cさん(介護支援専門員)

【高齢者住みかえ支援事業所の役割】
施設を見学する際のポイントチェック等大変参考になった。

【法令順守・職業倫理に関する事項】
とても共感できる内容で、大切なことだと感じた。

【高齢者虐待防止法に関する基礎知識】
今まで色々な先生の虐待についての話を聞いたり、私自身も講義するが、いままでで一番わかりやすかった。

【介護保険に関する基礎知識】
聞き取りやすく、かつ内容がわかりやすく良かった。
高齢者住みかえ支援相談員としてご活躍中の方の声
Aさん(住みかえ支援事業所勤務)
【大いに役に立った科目】
・高齢者住みかえ支援事業所の役割
・成年後見制度に関する基礎知識
・宅地建物取引に関する基礎知識
【役に立った科目】
・介護保険に関する基礎知識
・法令順守・職業倫理に関する基礎知識
【相談員としてさらに必要と考えられる知識やスキルなど】
・成年後見や相続の法改正に伴う知識
Eさん(老人ホーム紹介担当)
【大いに役に立った科目】
・成年後見制度に関する基礎知識
・有料老人ホームに関する基礎知識
・トラブル事例とその解決方法
【相談員としてさらに必要と考えられる知識やスキルなど】
幅広い知識はもちろんのこと、やはり人の気持ちがわかる力が必要と考えています。
ご本人やご家族、医療機関、介護施設等各担当者の気持ちがわからないとうまくいかず、わかった上での調整能力が必要だと思います。
 
Fさん(有料老人ホーム勤務)
【大いに役に立った科目】
・成年後見制度に関する基礎知識
・有料老人ホームに関する基礎知識
・サービス高齢者向け住宅に関する基礎知識
・トラブル事例とその解決方法
【コメント】
養成講座で学んだことで、ホームの見学や相談の対応時や介護相談の際に話の引き出しが増え、サービスへつながる否に関わらず様々な情報提供やアドバイスをすることができました。

【お問い合わせ先】
一般社団法人かながわ福祉居住推進機構
電話:045-264-4784 10時〜17時(水土日祝除く)
FAX:045-264-4785(こちらは24時間受け付けています!)
mail:下記「
お問い合わせ」のフォームをご利用ください(24時間受け付けています!)

主催 一般社団法人かながわ福祉居住推進機構

共催 公益社団法人かながわ福祉サービス振興会/後援 一般社団法人かながわ高齢者住まい連絡協議会

 

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