『高齢者住みかえ支援事業所』について

『高齢者住みかえ支援事業所』創設の経緯

神奈川県では、少子高齢化の急激な進行に伴い、単身高齢者や高齢夫婦のみの世帯が増加しており、介護・医療と連携して高齢者を支援するサービスを提供する高齢者向け住宅の果たす役割がますます重要性を増しています。

このような状況のなか、「サービス付き高齢者向け住宅」や「有料老人ホーム」などの高齢者向け住宅が急増しており、様々な高齢者向け住宅の中から入居を検討する場合、これらの住宅の紹介を専門とする紹介センターの支援を受ける場合が少なくありませんでした。

紹介センターは、事業母体が不動産、医療、有料老人ホーム、インターネット系などに分類されますが、紹介業として特に決まった業界のルールが無く、近年参入する企業等の増加に伴い、高齢者向け住宅を運営する事業者と紹介センターとの間において、紹介に係る手数料や入居者の要望に応じた紹介になっていない等の問題点が指摘されていました。

そこで、紹介に関するトラブルの未然防止と紹介業界の健全な発展のため、一定のルールを確立する必要があると考え、当振興会では、「紹介センターのあり方検討委員会」を設置し、これまで、現在の状況や課題について共有化を図り、解決の方策を検討してまいりました。

解決方策を検討した結果、高齢者の住み替え支援を行う事業所(紹介センター)に従事する相談員の養成研修の実施、並びにこれらの事業所の情報を公表し、住み替えを検討している利用者の方が、自ら紹介センターを比較して選択するために登録制度を創設しました。

『高齢者住みかえ支援事業所』について

高齢者住みかえ支援事業所とは、サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホーム等への高齢者の住み替えを支援する事業所で、入居を検討する利用者の方々が、安心して高齢者の住み替えに関する相談ができるよう、相談員の介護保険や高齢者向け住宅等の専門的知識の習得や維持向上、養成を目的とした「高齢者住みかえ支援相談員養成講座」を修了した相談員を配置する事業所をいいます。

『高齢者住みかえ支援事業所』登録制度について

高齢者住みかえ支援事業所の登録に関し必要な事項を定め、広く県民に登録状況等を公表周知することにより県民が安心して「サービス付き高齢者向け住宅」や「有料老人ホーム」などの高齢者向け住宅を選択できるようにするとともに、高齢者住みかえ支援事業所が行う紹介サービスの健全な発展を図ることを目的とした登録制度です。


高齢者住みかえ支援事業所登録制度について詳しくはこちらをご覧ください。
高齢者住みかえ支援事業所登録制度について(外部サイト「介護情報サービスかながわ」へ移動します)

 

『高齢者住みかえ支援事業所』の情報公表について

本登録制度において、一定の登録要件を満たす登録事業所の情報を公表します。

登録事業所の公表されている情報は、法人等の基本情報の他、相談員の数、保有資格、加盟団体等名、運営方針、事業PRなどが閲覧できます。

登録事業者の責任において情報提供しているものです。内容に関するお問い合わせは、それぞれの事業者へ直接ご連絡いただきますようお願いいたします。

 

 

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